調理師免許について

年収アップのために取っておきたい「食」の国家資格

年収アップのために取っておきたい「食」の国家資格

調理の国家資格である「調理師免許」ですが、実は調理の仕事をする上で必ず必要な資格

という訳ではありません。しかし、取得することで自身のキャリアアップや、年収などに

差が出ることがあると言われています。ここでは、調理師免許を取得する価値についてご

紹介します。

「食」の国家資格、調理師免許とは?

調理師免許は、食や調理の知識や技術があることを証明する資格です。取得するには、調

理師養成施設を卒業して免許取得する方法と、満2年以上の実務経験(アルバイト含む)

後に、調理師試験を受けて合格する方法という、2通りの方法があります。

調理師試験の筆記試験では、食文化概論、衛生法規、公衆衛生学、栄養学、食品学、食品

衛生学、調理理論の合計7科目から60題出題されます。合格率は一般的に60~65%と言わ

れているため、そこまで難易度の高い試験ではないと言えるでしょう。

調理師免許を取得する意味

調理師免許の取得は、調理の仕事をする上で必須ではありませんが、持っているとさまざ

まなシーンで役立ちます。具体的には、以下のようなことが挙げられます。

飲食店の開業がスムーズになる

飲食店を開業するために必要な資格である「食品衛生責任者」は、通常であれば講習を受

けなければ取得できません。しかし、調理師免許を持っている人は講習が免除され、申請

するだけで取得することができます。

また、講習を受けて食品衛生責任者の資格を取得した人は、2~3年毎に受講料を払い1日

の講習を受ける必要がありますが、調理師免許を持っている場合はその講習が不要になる

ので、時間とお金の節約になります。

ほかの資格取得へつながる

調理師免許を取得していると、専門調理師や調理技能士、ふぐ調理師の受験資格を得るこ

とができます。また、フードコーディネーター3級を受験する際、調理師免許を持ってい

れば2科目分が免除されるため、有利になります。

就職やキャリアアップに役立つ

募集要項の条件に「調理師免許保持者」を掲げている企業や店舗は多くあるため、就職活

動で有利になる可能性があります。また調理師免許があることで手当が出るなど、好条件

で就業することができることもあるようです。

調理に関する知識の証明になる

調理師免許を持っていることで、客観的に調理の基礎知識を持っていると証明されるため

、飲食店で働く場合は、お客様に安心感を与えることができるでしょう。また、調理師は

認知度の高い資格なので、誰にでも説明しやすいという利点もあります。

調理に必要な基礎知識を得られる

資格を取得する上で、調理の技術だけでなく、栄養や衛生、健康管理についての基礎が身

に着きます。これらの知識は、自身の日常生活の向上や、家族の健康的な生活をサポート

するためにも、役立てることができるでしょう。

調理師免許で年収は変わるの?

「平成26年賃金構造基本統計調査」によると、調理師になってから実務経験年数が多い方

が、年収が高くなる傾向にあることが分かりました。以下で、調理師と調理師見習いの年

収を、それぞれ実務経験年数ごとに比べてみます。

● 経験年数0年:男調理師208.9万、男見習い180.9万/女調理師187.6万、女見習い

169.5万

● 経験年数1~4年:男調理師404.5万、男見習い302.1万/女調理師388.5万、女見習い

227.2万

● 経験年数5~9年:男調理師542.5万、男見習い337.2万/女調理師532.9万、女見習い

260.8万

● 経験年数10~14年:男調理師640.5万、男見習い327.5万/女調理師655万、女見習い

274.1万

● 経験年数15年以上:男調理師710.6万、男見習い369.1万/女調理師766.1、女見習い

255.2万

上記のように、経験年数が増えれば増えるほど調理師と見習いの差が大きくなり、特に女

性における経験年数が15年以上の場合調理師と見習いの金額は3倍以上差が出ています。

同じ調理の仕事をしていても、調理師免許の有無で年収に差がつく場合もあるので、調理

師見習いの方は、チャンスがあればすぐにでも調理師免許を取得した方が良いと言えるで

しょう。

また、調理師免許の資格を取得することは、調理に対する意欲があることや、知識や技術

を持っていることを視覚化することにもなります。そのため、資格を持っていない人より

も、大きな仕事を任せてもらえる可能性が高くなるかもしれません。

調理師免許は、持っているとさまざまな場面で役立ちますし、キャリアにも大きな影響を

与えます。調理の仕事を目指す方や、調理師見習いの方は、しっかり勉強をして、試験を

受けてみることをおすすめします。