調理師免許について

万全な対策をとらないと後悔する?調理師免許の難易度について

万全な対策をとらないと後悔する?調理師免許の難易度について

調理師免許の取得方法には、専門学校に通う方法と、2年以上の実務経験を経て筆記試験を受けて取得する方法の2種類があります。専門学校に通えば試験は免除されますが、学費が高くてお金がかかることや、1年以上通わないといけないため時間を要するということから、独学で筆記試験を受ける道を選ぶ人もいらっしゃるでしょう。
この調理師免許の筆記試験ですが、内容がとても難しいと思っている人は多いようです。猛勉強しなければ取れないと考えている人もいらっしゃるかもしれませんが、実際にはどのくらい難しいものなのでしょうか? ここでは、調理師免許の難易度についてご説明しましょう。

調理師免許試験で問われる内容

調理師免許試験は、4択のマークシート方式で解答する筆記試験で、実技試験はありません。試験は都道府県ごとに実施されており、試験のかけもち(例えば東京で受験したあと千葉で再挑戦など)も可能です。試験に出題される主な内容は、次の通りです。

・食文化概論
各国の代表料理や食の歴史など、世界中の食文化について問われます。

・衛生法規
衛生法規とは国民の健康を増進する目的で定められた規定のことです。一般衛生法規、学校衛生法規、労働衛生法規、公害関係法規の4つに分かれています。

・栄養学
どの栄養素がどうやって消化吸収されるか、どのような役割を果たすのかなど、栄養素の基礎知識に関する知識です。食品のカロリー、消火器官との関係、病気と食事の関係なども含まれます。

・公衆衛生学
公衆衛生に関する学問分野です。感染症や生活習慣病の予防についてなど、健康を害さないために必要な知識です。

・食品学
食品の種類、食品の栄養素や構成要素、調理方法や保存法、加工法といった、調理に直接関係する知識です。

・食品衛生学
食中毒の予防法についてなど、食の安全を守るための知識です。お客様に安全な食を提供するため、実際に調理する際に、知っておかなければならないでしょう。

・調理理論
オーブンや電子レンジなど調理器具の扱い方や、美味しく調理するための調味料の組み合わせ、献立作成など幅広い内容です。実際の調理に直接関係するもので、出題数も多いと言われています。

調理師免許試験の難易度

上記に挙げたような内容が試験に出るわけですが、初めて聞くような単語も多いですよね。「覚えるのが大変そう」、「資格を取るのは難しそう」と感じた人も多いのではないしょうか。そこで、実際に試験を受けた人たちの合格率を見てみましょう。

受験者数 6,333人
合格者数 3,628人
合格率 57.3%
(平成26年度の関西広域連合における調理師免許試験の受験者数、合格者数、合格率)

調理師免許試験の平均合格率は、全国的に見ても60%程度です。これは試験として、それほど難易度が高いという訳ではないということを表わしています。
また、調理師免許試験の合格基準は、正確率が6割以上、そして0点の科目がないことです。事前に勉強をしておけば、そこまで難しい試験ではないでしょう。

ただし、全く勉強しないで試験に臨み、簡単に受かるという訳ではありません。実際に調理していれば解る問題もたくさんありますが、栄養学や食品衛生、衛生法規などは勉強しなければ解答が難しいでしょう。0点科目があると合格できないので、全てをまんべんなく勉強する必要があります。

調理師免許試験の対策方法

調理師免許の試験対策としては、参考書などの教材を購入し独学で勉強すると、お金をかけず時間も自由に学習できるでしょう。しかし1人で取り組まなければならないため、モチベーションの維持が難しく、仕事が忙しい人などは挫折してしまうこともあるようです。

そこでおすすめしたいのが、高い合格実績を持つ調理師免許指導協会の講座などを受講する方法です。調理師試験の出題傾向を知ることができ、授業数も月に数回なので、費用も安く経済的な負担が少なくて済みます。

調理師免許の難易度はそれほど高くない資格ですが、事前の勉強はもちろん必須です。万全の準備、対策をして、試験本番に臨みましょう。